悪徳探偵 相談員

KEN探偵事務所には、探偵選びに失敗した方が再調査の依頼に来られます。

これから紹介するのも、去年某探偵事務所に依頼して失敗したお客様のお話し。

今現在、探偵依頼を検討中のあなたに知っていただきたい内容です。

是非お読みください。

LINEで夫の浮気を知る

東京都内に住む主婦Aさん(41歳)は、夫が浮気相手と密会の約束をしているLINEを見つけました。

LINEの内容から、相手女性も家庭があることが窺えました。

相手も家庭持ちで外泊できないからでしょうか、夫は昼間に会う約束をしていました。

夫がW不倫をしていることを知り、ショックを受けたAさん。

しかし、夫が不貞をする日を把握できたことは、不幸中の幸いと思ったそうです。

その日を狙って浮気調査をやれば、証拠が撮れる可能性が高いからです。

ちなみに、その日はAさんが実家に戻っている日でした。

夫はAさんの留守中に不貞を企てていたのです。

探偵口コミサイトで見つけた某探偵事務所へ相談

Aさんは、浮気調査を依頼するため、すぐにネットで探偵事務所を検索しました。

そして、ある探偵口コミサイトを見たそうです。

その探偵口コミサイトには、全国の探偵事務所が掲載されていて、その中から目立つ数社をピックアップしたといいます。

Aさんは、その数社の口コミを比較検討した結果、都内の某探偵事務所へ相談に行くことを決めました。

そして、その探偵事務所に電話で相談の予約を入れました。

大手の割には殺風景な探偵事務所

予約した日、某探偵事務所を訪れたAさん。

応対したのは、やり手感のある60過ぎの女性相談員でした。

他にも50代くらいの男性スタッフが一人いたそうです。

Aさんは、まずオフィスの狭さと、従業員が二人しかいないことに驚きました。

というのも、この某探偵事務所はいくつも支社を持ち、いわゆる大手に分類される業者の中の一つだったからです。

オフィスの内装は小綺麗ですが、大手業者にしては狭くて極端に物が少なかったそうです。

机も二台しかなかったので、やはりスタッフ二人しかいないことが窺えました。

6畳程のカウンセリングルームも殺風景で、あるのはテーブルと数人分の椅子だけでした。

はじめは親切だった60過ぎの女性相談員

探偵相談員 裏の顔

Aさんは、60代の女性相談員から名刺をもらったあと、夫の不倫について経緯を話しました。

途中Aさんは、不倫をされた悔しさと不安から涙が溢れ出たといいます。

すると女性相談員が、Aさんの横に来て「気持ちわかるわよ」と言って、Aさんを抱きしめてくれたそうです。

そのときAさんは、「なんて親切な人だろう」と思い心が救われたと言います。

そして、女性相談員は気持ちを理解してくれている、依頼すればきっと不倫の証拠を撮ってくれると思いました。

Aさんがことの経緯を話し終えると、女性相談員が「依頼すれば証拠が撮れる」、「うちは業界ナンバー1」だからと言いました。

そして、同じ探偵口コミサイトに載っている別の探偵事務所のことを、「〇〇はインチキでちゃんと調査しない」と言ったそうです。

弊社は、そのインチキという探偵事務所の調査報告書を、相談に来られた方に見せてもらったことがあります。

確かに契約時間内、そこで張り込んでいないことがあきらかな、捏造報告書でした。

問題なのは、そこの悪口を言っているこの某探偵事務所も、同じことをしているという点です。

これについては、後ほど説明します。

その女性相談員は終始、考える隙を与えないようにまくしたてたそうです。

やれば絶対証拠が撮れると、メリットばかり強調してデメリットはほとんど言わずに。

限度額をカード会社に訊け!

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女性相談員は自社のアピールをした後、調査料金の説明をしました。

出された見積もりは、20時間パックで200万円。

Aさんが考えていた予算は50万円。

予算の4倍以上の金額にAさんは驚愕したそうです。

Aさんは20時間でその金額はないと思いました。

当然の感覚です。

Aさんが、「そんなにかかるんですか?」たずねると、「一流の調査員6人でやるからそれくらいする」と言いう女性相談員。

この6人という調査人員数を見れば、この探偵事務所が悪徳だとわかります。

本当に一流調査員であれば、一般人の徒歩尾行に6人も必要ありません。

当日は、Aさんが自家用車で実家に戻ったため、夫が徒歩移動することはわかっていたそうです。

したがって、調査員2人いれば充分で、かかっても3人いれば対象者の動きをカバーできます。

それを6人の見積もりを出したのは、法外な調査料金を取るために大義名分が必要だからでしょう。

Aさんが50万円しか出せないというと、女性相談員はその金額では証拠が撮れないと言いました。

そして、「お金が無いならカード払いも出来る」、クレジットカードを何枚持ってるのかと訊いてきました。

Aさんが、3枚もっていると言うと、それだけあれば払えると言う女性相談員。

「上限額が足らないと思う」とAさんが答えると、切れ気味に、「だったら自分でカード会社に上限を訊いて」と言ったそうです。

しかしAさんは20時間で200万円は高いので、依頼を諦めると告げました。

すると女性相談員は、お金がないなら安く出来るかもしれないと言い出しました。

200万円の見積もりが50万円に

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女性相談員は、上に掛け合って安くできるかどうか聞いてくると言って、カウンセリングルームを出ました。

そして、しばらくして戻ってくると、今回は特別に50万円で出来る許可が取れたと言ったそうです。

ただし、稼働時間は10時間に変更とのこと。

Aさんは、時間を半分に減らしただけで料金が4分の1になったことを、不思議に思いました。

しかし、50万円でやってくれるのならそれでいいと思いました。

そして某探偵事務所と浮気調査契約を結ぶことに決めたそうです。

Aさんは、遅くともこの時点で某探偵事務所が悪徳だということに、気づくべきでした。

稼働時間を半分に減らすとはいえ、200万円の見積もりを急に50万円に下げるのはというのはありえません。

それに上とは誰のことなんでしょうか?(笑)

これは、悪徳探偵事務所がよくやるパターン。

Aさんから、50万円だけでも取りたいと考えた女性相談員が、建前をつくるために架空の人物「上」を捏造したのです。

悪徳業者と言うのは探偵に限らず、理由づけのために適当な話をでっちあげるのが常です。

現場を見に来てはダメ

書類に署名捺印をして契約成立したあと、Aさんは夫の写真など情報を渡しました。

予算が合えば契約しようと考えていたAさんは、夫の顔写真と全身写真を用意していたのです。

Aさんは、調査前日から二泊三日で実家に帰省するため、自分は家に居ないこと。

夫は、朝8時頃出かける可能性が高いので、余裕をもって朝7時から自宅を張込んで欲しいことを伝えました。

調査費用50万円は、後で某探偵事務所の口座へ振り込むよう指示されました。

Aさんが、どんな調査員が担当するのか尋ねると、「1流のベテラン」と答えた女性相談員。

そして、その調査員に会えるのか訊くと、直接会えないし連絡も出来ない、担当者は自分と言ったそうです。

また、調査当日は「絶対に見に来てはだめ、過去に台無しになった例がある」とも。

先述通り、Aさんは調査予定日の前日から、二泊三日で実家に戻る予定です。

だからAさんが、見に行くことはできないのですが、女性調査員はしきりに来ないでと言ったそうです。

これも悪徳探偵のパターン。

依頼人に現場に来られると、本当は6人で張り込んでいないことがバレるからです。

たしかに、依頼人と対象者は顔見知りですから、準備なしに現場に来ると危険です。

しかし、探偵の指示に従って現場を訪れる分には問題ありません。

探偵の指示通りに変装して、離れた場所にいる分には対象者に気づかれることはないからです。

だからKEN探偵事務所では、お客様の現場同行を認めています。

頑なに、依頼人が現場に立ち会うのを拒む探偵事務所は、何かしら後ろ暗いことがあるということ。

契約人数で調査していない。

1時間だけ現場に行って、数十枚写真を撮ってタイムスタンプを偽造する。

契約時間ずっと張込みをしたように見せかけるといった具合に。

調査結果は「対象者に動きなし」悪徳探偵共通パターン

契約を終えて某探偵事務所を出たAさんは、銀行で50万円を振り込みました。

契約成立後、調査当日まで某探偵事務所から何も連絡はなかったそうです。

そして、当日の張込み開始30分前に、女性相談員からもうすぐ開始すると電話がありました。

しかし、その後は途中経過の連絡は一切なく、翌日になっても連絡はありませんでした。

Aさんは、夕方まで待ってから某探偵事務所に電話をかけ、女性相談員に結果を尋ねます。

すると、契約時間いっぱい張込んだが、動きが無かったと言われました。

「動きが無いとはどういうことか?」と尋ねると、「10時間家を張ったけど出て来なかった」と言う女性相談員。

Aさんがそんなはずはない、会う約束のLINEも見ていると言うと、「前日夜から外泊したのでは」と女性相談員は言いました。

半信半疑でしたが、確認のしようがないので、Aさんはそれ以上突っ込むのをやめました。

金が無いなら掛け持ちで働け!追加依頼を迫る某探偵事務所の相談員

働け 悪徳相談員

そのあと女性相談員は、追加契約すれば証拠を押さえられるといい、事務所に来て欲しいと言いました。

Aさんが、お金がないので頼めないというと、またカード払いを迫る女性相談員。

そして、「お金は働けば取り返せるけど、不倫証拠を撮るチャンスは今しかない」、「あと50万円で追加しましょう」と畳みかけてきたそうです。

Aさんがお金がないと繰り返すと、女性調査員は「カードを使え」、「それがだめなら働けばいい」、さらには、「二カ所掛け持ちして朝から晩まで働けばお金は出来る」、「前を見て生きないとダメだ」と、説教がましく捲し立てたそうです。

しかしAさんは、これ以上お金を出せないので終わりにすると、きっぱり断りました。

やっと諦めた女性相談員は、1年間は電話相談可能だから番号を保管しておく。

お金が出来て1週間やれるようになったら、連絡するよう言いました。

Aさんが調査報告書を取りに行きたいと伝えると、女性相談員は横柄な態度で「局留めで送るから来なくてもいい」と言いました。

追加契約しないとわかった途端に、事務所に来なくていいという女性相談員。

それは、お金にならない客と会う時間はないという事です。

また、会って調査報告書を見せれば、依頼人に矛盾を指摘されるという懸念もあるのでしょう。

しかし、誠実に真剣に調査したのなら結果に関わらず、会って詳細を説明して手渡しするのが基本です。

それが出来ない時点で、悪徳探偵業者であることがわかります。

二週間待たされた調査報告書

続けてAさんは、どれぐらいで報告書は届くのか訊きました。

すると女性相談員は、検査があるためいつになるかわからない、それが終わるまで送れないと言ったそうです。

それは法律で決まっていて、刑事の法律で最短でも3日間はかかるとも。

「刑事の法律」とは刑法のことを言いたいのでしょうが、刑法と依頼人に調査報告書を渡すことは、何の関係もありません。

単なる「口から出まかせ」、しかも無知に基づいた出まかせです。

Aさんが法律に疎い主婦だとみていい加減なことを言ったのでしょう。

結局、報告書を送ったという連絡が来たのは2週間後でした。

「調査報告書を最寄りの郵便局に局止めで送ったから、明日以降取りに行って」と、女性相談員は言いました。

局留めは、郵便局に到着から10日過ぎると返送されるので、翌日に受取りに行ったAさん。

ずさんな調査報告書

捏造報告書が届いた

最初に報告書を見たとき、Aさんは一応納得したそうです。

それは、電話で結果を訊ねたとき「動きがなかった」と聞いていたからでした。

しかし、しばらくしてか疑念を抱いきます。

実際は10時間張込んでいないのではないかと。

弊社が、その報告書を見たところ全くその通りで、典型的捏造報告書でした。

報告書には、自宅写真が何枚も写っていて、一時間毎に「対象者に動きなし」の文言が書いてあります。

どの写真も自宅を画面いっぱいに撮ってあって、全景写真が一枚もありません。

自宅は車道沿いにあり日中は人通りが多いため、引きで撮ればそのときの状況が写り込みます。

それを見れば、何時頃に撮られた写真かがわかることもあります。

しかし、どの写真も意識的に周辺の景色が写らないように撮ってあります。

報告書は、朝7時~夕方5時まで10時間張込んだことなっています。

しかしプロの探偵が見れば、日中現場でまとめ撮りしているのは明らかな写真ばかり。

タイムスタンプはあとから捏造できます。

しかも、この調査報告は8月です。

夏は夕方5時でも日が高いので、アップであれば朝撮った写真を夕方撮ったと言われても、素人には判別できません。

まとめ

この某探偵事務所に限らず、悪徳業者の相談員はしつこいです。

彼らは、依頼者からお金を取ることしか考えていません。

ペースに乗せられると高額契約を結ぶ羽目になります。

しかも、契約通りの人数で誠実に調査しているかどうかの確認もできません。

悪徳探偵事務所は、依頼人の現場同行を認めないので。

探偵への相談・依頼をご検討の方は、本記事をご参考の上被害に遭わないよう、ご注意ください。