探偵 臭い対策

探偵の行う行動調査、素行調査、浮気調査などでは、尾行を伴うケースが多く、対象者に気づかれないことが絶対条件です。

もし尾行が発覚すれば、その時点で調査は失敗となり、依頼者の期待を裏切ることになります。

また、探偵業法に違反する可能性もあり、東京都公安委員会から営業停止や最悪の場合、廃業の指導を受けるリスクもあります。

尾行が成功するためにはさまざまな対策が必要ですが、今回はその中でも意外に重要な「体臭対策」についてお話しします。

なぜ探偵が体臭対策をするのか

「尾行に体臭対策が必要?」と思うかもしれませんが、これには重要な理由があります。

探偵の尾行は、刑事ドラマで見られるように離れた位置から相手を追うだけでなく、時には対象者に非常に近づくことが求められます。

尾行は「気づかれないこと」と「見失わないこと」の両方が重要であり、そのために探偵は状況に応じて対象者に接近する必要があるのです。

もし、この接近した際に探偵の体臭が強ければ、相手に臭いを覚えられ、尾行が発覚するリスクが高まります。

体臭が特に問題になる場面を以下にいくつかご紹介します。

体臭が危険になる場面

尾行 接近

満員電車での尾行

東京のラッシュアワーでは、電車内がすし詰め状態になることがあります。このような状況では、探偵は対象者のすぐ後ろにくっついて行動する必要があります。

離れていると、対象者が電車を降りる際に確認が遅れてしまい、結果として見失ってしまうリスクが高くなるからです。

しかし、体臭が強いと、対象者に臭いを覚えられ、「この人、さっき電車の中にいた人だ」と気づかれる可能性があります。

特に満員電車のような密閉空間では、体臭がダイレクトに相手に届いてしまうため、特に気をつけなければなりません。

東京のラッシュアワーは電車内がすし詰め状態になります。

このシチエーションの尾行では、探偵は対象者の真後ろにくっ付きます。

エレベーターでの尾行

尾行中に対象者がエレベーターに乗る場合、探偵も同乗しなければならないことがあります。

特にビルに複数のテナントが入っている場合、どの部屋に対象者が入ったかを確認するために、探偵もエレベーターに乗り込みます。

しかし、狭いエレベーター内で体臭が強ければ、相手に強い印象を与えてしまい、その後の尾行が難しくなる恐れがあります。

3. レストランや居酒屋での密会調査

対象者が浮気相手などとレストランや居酒屋で会っている場合、探偵は近くの席に座り、密かに会話を録音したり、写真やビデオを撮影したりします。

このとき、体臭が強いと、隣に座っている客として目立ってしまうだけでなく、その後の尾行時にも気づかれやすくなります。

探偵の具体的な体臭対策

体臭を消す入浴

KEN探偵事務所では、これらのリスクを避けるために、探偵は徹底した体臭対策を行っています。

以下では、その具体的な方法をご紹介します。

入浴法

探偵は、体臭を防ぐために入浴を重要視しています。

特に、シャワーだけで済ますのではなく、湯船に10分以上浸かることが大切です。

これは、体臭の原因となる汗や皮脂、老廃物をしっかりと除去するためです。

汗そのものは無臭ですが、皮脂や老廃物と混ざることで細菌が繁殖し、悪臭の原因となります。

湯船に浸かることで毛穴が開き、体内の毒素が排出され、体臭の元が取り除かれます。

乳酸を減らす

湯船に浸かることで血行が促進され、体内にたまった乳酸が減少します。

乳酸は疲労物質であり、体内にアンモニアを発生させる原因となります。

アンモニアが汗とともに排出されると、強い体臭の原因となりますが、入浴によって血行を良くし、乳酸を減らすことで、このアンモニア臭も防ぐことができます。

 柔らかいタオルを使う

探偵は、体を洗う際にナイロンタオルではなく、柔らかいタオルを使用します。

ナイロンタオルで強く擦ると皮膚が傷つき、乾燥してしまい、皮脂が過剰に分泌されることで体臭が強くなるからです。

柔らかいタオルを使うことで、皮膚を守りながら、体臭の元となる皮脂の過剰分泌を防ぎます。

体臭の出やすい部分を重点的に洗う

体臭の原因となる部位、特に頭皮、首回り、わきの下、股間などを念入りに洗浄することも大切です。

これらの部位は汗腺が多く、老廃物や細菌が溜まりやすいため、しっかりと洗浄することで体臭を抑えることができます。

香水やオーデコロンを使わない

弊社探偵は、体臭を防ぐだけでなく、逆に良い匂いも出さないようにしています。

そのため、香水やオーデコロンも使用しません。良い香りであっても、対象者の注意を引く原因となり得るからです。

体臭がないことが最良であり、無臭の状態を保つことが理想です。

香水

まとめ

探偵業務において、体臭対策は決して軽視できない重要な要素です。

特に尾行や張り込みでは、対象者に近づく場面が多くあり、体臭が原因で尾行が発覚してしまうリスクを防ぐことが必要不可欠です。

KEN探偵事務所では、体臭対策を徹底することで、調査の成功率を高めています。

体臭対策を怠らないことが、尾行を成功させる鍵となります。探偵業務における細部へのこだわりが、結果的に依頼者の信頼を勝ち取るための重要なポイントとなるのです。