探偵とシェアサイクル

私たち探偵はさまざまな調査において「尾行調査」を行い、事実を突き止めます。

浮気調査・不倫調査・行動調査・人事（雇用）調査・社員不正調査などなど。

この「尾行調査」では、対象者（マル体）が徒歩、電車、車、バス、タクシーなどを使い移動しますが、もう一つの移動手段として、「自転車」があります。

そしてこの自転車尾行にとっても役立つのがシェアサイクルです。

以前探偵の自転車尾行についての記事をあげましたが、今回は「シェアサイクル」を用いた弊社探偵の尾行調査について解説します。

シェアサイクルとは？探偵が解説

シェアサイクルは借りた場所とはちがう場所にある、シェアサイクルポートに返却できるというのが大きな特徴。

必ずしも借りた場所に返却する必要がないので便利です。

シェアサイクルポートとは、一定のエリア内に複数設置された自転車の貸し出しと返却ができる拠点のことをいいます。

弊社探偵も浮気調査等で自転車移動の対象者をシェアサイクルで尾行し、調査が終わったあと貸出場所と離れた場合は、その近くのシェアサイクルポートに返します。

日本では、2005年頃から全国各地で次々にシェアサイクルの導入が進められてきました。

国土交通省の資料によると、2016年のシェアサイクル導入都市が87都市であったのに対して、2021年末には269都市（＋55実験都市）と大きく増加しています。

この普及の目的として「生活の利便性向上」、「観光戦略の推進」のほか、「公共交通機関の補間」や「環境負荷の軽減」を挙げられています。

このようにシェアサイクルは、今では電車や自動車などに代わるクリーンな公共交通手段の一つとして位置付けられていると言えます。

当探偵事務所の調査でも大変重宝しています。

公共の場所では、駅やバスターミナル、バス停、道路、公園、駐輪場、市役所や図書館などに設置されています。

またコンビニやホテルなど宿泊施設、ショッピングセンターなどの私有地にも設置されています。

ポート検索マップで調べればシェアサイクルの場所や台数（借りれる台数や戻せる台数）をリアルタイムで調べることができます。

探偵は事前に、対象者の特徴や普段の行動パターン、調査開始場所や日程などを依頼者と入念に打ち合わせをして調査の段取りを決定します。

対象者が、自宅や職場などの張り込み場所から自転車を使うことが予想されるケースでは、このシェアサイクルも予定に織り込みます。

当社の探偵は、急に対象者が自転車を使うことを想定して、張り込み場所に近いシェアサイクルを確認しておきます。

また、最初から対象者が自転車に乗ることが判っている場合は、シェアサイクルを用意して張り込みをします。

対象者が密会後に浮気相手と別れたあとは、その浮気相手の尾行をして自宅を突き止めますが、最寄り駅まで移動してそこから自転車で帰宅することがあります。

このような場合、一人の探偵は全力で走って尾行し、もう一人の探偵はスマホでちかくのシェアサイクルポートを探し、後から追い付きます。

シェアサイクルを上手に活用することで、先に走って尾行している探偵が自転車の対象者に距離を開けられて失尾するリスクをカバーできるのです。

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